船橋市で虫歯予防も視野にいれたセレック治療をご提案

「セレック」という最先端システム　正確さと治療時間短縮を実現

セレック（CEREC）とは、Ceramic reconstruction（セラミック修復）のことで、ドイツで開発された歯科専用の機械システムです。
特徴は、詰め物や被せ物といった歯の修復物を設計から製作まで一括して引き受けてくれます。

機械で一括して製作を行うと、設計から修復物が完成するまですべてコンピュータが管理し、人間が介在する場がありません。
もちろん、機械任せは良くありませんし、歯科医師による複層的なチェックは不可欠です。
しかし、作業過程でヒューマンエラーがなくなったことはとても大きなことなのです。

どのような優秀な歯科技工士でも、人間ですから、技工物にわずかな気泡が入ったり、削る際にミスをする可能性は否定できません。
そのような人的なミスがなく、正確なものをいくつでも作ってくれるのがセレックです。

スキャンしたデータを元にセレック専用のBlocsを削って詰め物、被せ物を作っていきます。
このCEREC Blocsは、天然エナメル質と同じくらいの固さをもつ長石系セラミックを原材料としている歯質に優しい修復材料です。
臨床追跡データでは10年後の残存率は90％を超えるゴールド並みの優れた成績を有する信頼できるマテリアルと言われています。

セレックで患者さんの負担を大幅軽減

セレックの特徴は、正確さと治療時間の短縮です。

従来の金属の修復物を入れる治療の場合には、下記手順が一般的でした。
①虫歯が神経近くまで達している場合は、麻酔をして虫歯の部位を削る
②削った部分の型を取って仮歯を入れ、1～2週間おいて来院頂く
③セットの際に痛みを伴うのであれば、また麻酔をして修復物をセット

セレックは口の中をカメラでスキャンするだけなので、型を取る必要がありません。
また数日後の来院も必要ありませんし、何度も麻酔をかける苦痛がないということにもつながります。そして、出来上がりは金属よりも歯にやさしく、虫歯再発のリスクも激減するという大きなメリットがあります。

他にもメリットはあります。虫歯を削り取った箇所がほとんど菌に触れておらず、とても清潔という点です。
通常、治療を中断して仮歯を入れると、どうしても唾液や微小な食べかすなどが入り、歯を削った断面が汚染されてしまいます。
よって、いくら消毒をしても細菌が歯の表面にいる状態で詰め物、被せ物をセットすることになります。
削った当日に歯の中が清潔な状態のまま、修復物を接着したほうがよいのです。
患者さんの症状やご都合によってスケジュールは変更する可能性がございますので、来院時にご説明させて頂いております。

 6  完成した修復物を患者さんの歯に装着


※コンピュータによる設計に30分ほど、ミリングマシンが製作するのに10分ほどです。